映画「リザとキツネと恋する死者たち」のサントラEPがやばい

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最強インターネットレコードショップJET SETにて、ハンガリー映画「 リザとキツネと恋する死者たち 」のサントラ盤EPが入荷されているとの情報がありました。

ERIK SUMO & THE FOX FAIRIES / LIZA, THE FOX FAIRY | Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット

何ともいえない、フェイクないわゆる"和モノ"ジャケに惹かれ試聴してみたところ、みんな大好き"外国人が歌う日本語ポップス"で、もう完全に虜にされてしまいますね。

このEPは、先述したとおり2014年にハンガリーで制作された映画「 リザとキツネと恋する死者たち 」のサウンドトラック盤としてリリースされたもの。この映画は、監督のウッイ・メーサーロシュ・カーロイが日本を訪れたとき、美しい狐の化身と恋をする男は次々と死んでしまうと言う「 九尾の狐伝説 」を基に制作したとのこと。「 ジャポネスク・ファンタジー 」をテーマに、元日本大使未亡人の専属看護師として住み込みで働くリザと、彼女の唯一の友人である彼女にしか見えない日本人歌手のユーレイ・トミー谷が巻き起こす恋やらトラブルやらを描いています。

今回EPに収録されているのは、ハンガリー人のコンポーザー・Ambrus TövisháziことErik Sumoが昭和歌謡をモチーフに制作した「 Dance Dance Have A Good Time 」「 Doki Doki/Thump,Thump 」「 Funky Booeeing 」「 Forever/My Love 」の4曲。そのうち3曲は日本語で歌われ歌詞も日本人が作っているとのこと。彼のsoundcloudにはそれ以外にも彼が手がけた映画のための音楽がトラックリストにまとめらていたので、気になる方は下記より試聴してみてください。

しかしまあ、このサイトでも紹介したことのあるKero Kero Bonitoといい、日本人以外による日本語の歌っていうのはなんでこんなにも魅力的なのでしょうか。日本人が英語で歌うのを聴いて英語ネイティヴの人々は同じように心動かされるとは思えないけど、その逆は確実に成立していますよね。やはりある特定の地域でしか伝わらない言語を敢えて使ってなにかクリエイティヴなことをする、ということは、多かれ少なかれその言語、ひいては文化に対する愛情がないとできないことだからかもしれません。そして愛情と言う意味では英語で歌う日本人にもあるかもしれないけれど、それ以上にスタイルのために英語を選んでいる、別に英語じゃなくてもかっこいいことだったらなんでもいい、という雰囲気が感じられてしまうから( なにかと欧米の文化のほうがかっこいい( 優れている )と感じさせる日本の文化で育った )受け手にとってはそんなに惹き付けられないのではないか、なんてことも考えてしまいます。

そんな話はともかく、EPはリリースされたばかりで、映画も新宿のミニシアターシネマカリテでのロードショーはすでに終了していますが、これから順次全国の映画館で公開されていく予定のようですので、みなさんも是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。最新情報は以下のオフィシャルページからチェックしてみてください。

映画『リザとキツネと恋する死者たち』公式サイト

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