Fiehがニューシングル「25」を公開

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ノルウェー・オスローを拠点に活動する8人組ソウル・バンドFiehが自身のsoundcloudアカウントにて新曲「 25 」を公開していました。

なんだかとんでもないバンドが現れてしまった感。所謂”北欧ポップス”的な音像からは遠く離れた、どこかアメリカの小さなミュージック・クラブで夜な夜な演奏されてそうな、D'AngeloやNonameあたりを彷彿させるソフィスティケイティッドかつクールなソウル・サウンドがノルウェーから届けられることに驚きを隠しきれないですね。でもこんな音楽がアフロアメリカンやフランスだけでなく世界中に存在する2010年代後半は絶対にいい世の中だと思う、なんて熱い想いも湧き上がってきます。とにかくめちゃくちゃかっこいい。

制作したバンドのフロント・パーソンSofieによると、この曲は「 働いてるすべての人、地獄のようなストレスに苛まれてるすべての人、休暇を待ち焦がれるすべての人のために書いた曲 」だそうで、タイトルの25とは「 1日に25時間 」仕事に従事せざるをえない人に向けられているということです。ビートルズの「 A Hard Day's Night 」あるいは「 8 days a week 」の現代版ということでしょうか。50年後には「 70 minutes an hour 」なんて曲が作られる未来が見えますね。

この曲は2/26にノルウェーのレーベルvibbefangerとニューヨークのプロダクションHONEYMOONの名義でリリースされた彼らにとって2曲目となるシングルとのことです。楽曲はitunes,spotify,Apple Musicほかで配信されているそうなので、こちらのリンクからお好きなサーヴィスでチェックしてみてください。

バンド・バイオグラフィ

Sofie Tollefsbøl Profile Photo

現在は8人組の大所帯バンドとなっているバンドFieh ( フィー )ですが、元々はノルウェー東部、オスロの北約100kmの"ノルウェーの森"奥深くに位置する人口750人あまりの小さな町Einaに生まれた現在22才のシンガーSofie Tollefsbøl( 写真 )のソロ・プロジェクトとして始動したとのことです。彼女はFieh名義で2014年にsoundcloudにて彼女がGarageBandで作ったいくつかのデモを発表したのち、ノルウェー国立ミュージックアカデミーに入学、現在のFiehのバックアップシンガーやドラマー、ベース、ギターなどのインストゥルメント・プレイヤーたちはそこで出会ったクラスメイトや同級生たちで構成されています。Sofie自身はそのかたわらで現在ノーベル賞授賞式会場として有名なオスロー大学に通う大学生でもあるそうです。

そんな彼女は人口750人余りの小さな町でアウトキャストやディアンジェロ、エリカ・バドゥといったlate'90sからearly'00sにかけてのゴリゴリのヒップホップ&ソウルを聴いて過ごしていたそうです。まるで日ポン語ラップの美ー子ちゃんのようですが、少なくとも当時培った音楽性が現在の音楽活動に大きく生かされていますね。

現在のところバンドの音源としては昨年リリースされた1stシングル「 Glu 」が公開されています。

こちらは初期のMaylee Toddあたりを彷彿させるスペイシーでディスコなサウンドですね。いずれにしろとんでもなくかっこいい。simonsaxon.comではこれからも彼女たちの動向はつぶさにチェックしていきたいと思います。

Sophieがアップしたデモなどは以下のsoundcloudよりチェックしてみてください。

関連リンク

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