マニラのベッドルーム・ポップ・ガールRuruがmellow fellowとのコラボ曲「 It’s Okay To Dream 」を配信リリース

フィリピン・マニラ在住のベッドルーム・ポップ・ガールRuruが、自身のsoundcloudアカウントにて、おなじくフィリピンを中心に活動をしている（先日香港にてPhum Viphuritと共演したことでも話題になった）ミュージシャンmellow fellowとコラボした楽曲「It's Okay To Dream」を公開していました。

ビートが利きつつドリーミー、というオーセンティックなベッドルーム・ポップなトラックの上でRuruちゃんの清らかなボーカル、Mellow Fellowのスウィートな歌声、そしてクリーンなギターフレーズが滑りゆく、大変エモーショナルな気分にさせられる一曲ですね。イントロなどで絡みつくサックスの音色がとてもロマンティックで、まさにふたりの関係性を表しているかのようです。歌詞はどちらかというとbrokenheartedな雰囲気ですけれど。

また少し前に同ジャンルにおけるスーパースターClairoがCuco（とアディダス）とコラボした「Drown」を発表してその筋の人々からにわかに話題を集めていましたが、今回はその東南アジアver.といった趣もありますね。あらゆるコミュニケーション手段のメイン・デバイスとしてインターネットを選びがちなベッドルーム・ポップ界隈に身をおきながら、はたしてローカルでの共作に収束している感じが大変興味深くはありますが、mellow fellowは何を隠そうClairoともコラボ楽曲を公開しているため、そう一概にはいえないかもしれません。とはいえ、なにか簡単なカテゴライズを試みようとしても一筋縄ではいかない、なんてところも世界中で盛り上がりを見せているベッドルーム・ポップ・シーンの面白さであるといえるでしょう。ちなみにふたりは恋人同士らしいので"フィリピンのゆるふわギャング"なんて見出しをつけてこの楽曲を紹介するのもまた一興かもしれません。

「It's Okay To Dream」は、soundcloudのほかSpotifyでも配信中とのこと。順次各種サーヴィスにて公開予定とのことですので、Apple Musicほかお使いの配信サイトでもチェックしてみてください。