ウディ・アレン監督最新作「マジック・イン・ムーンライト」が4/11より全国上映開始トレーラーも公開

4/11より、ウディ・アレンの最新作「マジック・イン・ムーンライト」が新宿ピカデリーほか、全国で順次公開が開始されるとのことです。
それに際して、トレーラーも公開されていました。

2014年度アカデミー賞にてケイト・ブランシェットが最優秀主演女優賞を獲得するなど、世界的なヒットとなった前作「ブルージャスミン」に次ぐ作品となる今回の「マジック・イン・ムーンライト」。主演に「フォーン・ブース」や「 Dr.パルナサスの鏡」などで有名な俳優、コリン・ファースと、以前このサイトでもリップシンク動画を紹介した話題の若手女優エマ・ストーンを迎えています。
前作「ブルージャスミン」では久々にアメリカ国内を舞台にしたウディ・アレンですが、近年は「恋のロンドン狂騒曲」「ミッドナイト・イン・パリ」「ローマでアモーレ」など、ヨーロッパの都市が舞台の作品を多く生み出しています。そしてこの「マジック〜」もその例に漏れず。今回はフランスのリゾートとして有名なコート・ダジュールが舞台の中心におかれているようです。

ちなみにストーリーに関しては、日本オフィシャルHPに載っているものを引用すると、

頭が固くて皮肉屋のイギリス人男性スタンリー（コリン・ファース）は、中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びる天才マジシャン。そんなスタンリーが友人の依頼を受け、ある大富豪が入れあげているアメリカ人占い師ソフィ（エマ・ストーン）の真偽のほどを見抜くために、コート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。
　ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに"東洋のイメージが浮かぶ"などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力なんか実在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまう。しかし素直に想いを打ち明けられない2人の行く手には、大波乱が待っていた。はたして悲観主義者のマジシャンと楽天主義者の占い師のもつれにもつれた恋を解きほぐす“魔法とトリック”は存在するのだろうか……!?
引用元：映画『マジック・イン・ムーンライト』公式サイト

とのことです。ウディ・アレンお得意の富裕層家族の話を描く、ということで、これは観ずにはいられないですね。

ちなみに本国のオフィシャルページ（すでに昨年11月〜公開済み）には、米メディアによるレビューがいくつか掲載されていました。その中で気になったものを以下に訳させていただきます。

The summer's most beguiling romantic comedy. Colin Firth and Emma Stone make a magnetic pair of opposites. Emma Stone lights up the screen. Colin Firth is wonderfully appealing. The actors are a pleasure to be around.
Peter Travers, Rolling Stone
”この夏一番魅了されるロマンティック・コメディ。コリン・ファースとエマ・ストーンのペアは、敵対する役柄だが息ぴったり。特にエマ・ストーンのスクリーンに輝きを与える存在感は素晴らしい。コリン・ファースは抜群にセクシー。脇を固める俳優陣も見事。”
ローリング・ストーン誌

"It's remarkable that Emma Stone is entrancing and so is the movie as a whole. Filled with flavorsome performances. The film's most powerful magic lies in its unquenchable playfulness. Think of it as a 97-minute séance that leaves you giddy with delight."
Joe Morgenstern, NY OBSERVER
エマ・ストーンが登場したと同時にこの映画は最大のスペクタクルを迎える。その芳醇な演技に酔いしれよ。最大の「魔法」は、作品全体を通して流れる遊び心にある。この映画は、さしずめ目がくらむほどの愉しみを得られる97分間のおまじないのようだ。
NY OBSERVER誌

"A high-spirited bauble that goes down easy thanks to fleet comic pacing, a surfeit of ravishing Cote d'Azur vistas and the genuinely reactive chemistry of stars Firth and Stone."
Scott Foundas, VARIETY
小気味のいい展開、コート・ダジュールの素晴らしい風景、そしてコリン・ファースとエマ・ストーン、二人のスターが競演することで起こる圧倒的ケミストリーによって没入させられるドタバタコメディ。
ヴァラエティ誌

（訳文ここまで）

と、いうわけでエマ・ストーンの評価が異常なまでに高いですね。女性が魅力的に映る、というのもウディ・アレンの映画、というよりいい映画の一つの条件だと思うので、期待は高まるばかりです。今から公開が楽しみでなりません。