ルイス・ブニュエル「小間使の日記」レビュー

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ルイス・ブニュエルの「 小間使の日記 」を観た。

ルイ・マル作品でおなじみのジャンヌ・モローが主演。昨年亡くなったマノエル・ド・オリヴェイラの監督作「 家族のあかり 」( 2013年の作品 )にも、クラウディア・カルディナーレと一緒に出演していた。そんな彼女が演じる、ブルジョワジーの屋敷に使えるセレスティーナが、小間使としての仕事をほとんどしなくなってからの展開が素晴らしい。ブニュエル自身が思春期に没頭したフランスの小説が原作らしいけれど、僕の頭にはペローのおとぎ話「 赤ずきん 」( ハッピーエンドなグリム童話ではなく、赤ずきんが狼に食べられて終わる、ギュスタヴ・ドレーの挿絵が異様にエロティックなほう )が浮かんだ。作中「 狼に気をつけて 」というセリフも出てくるし。話はいわゆるシンデレラストーリーですけどね。

ところで、ブニュエルの映画を観て思い出すのはいつもアルモドバルのことだ。というのも、アルモドバルが映画を撮っているのはブニュエルの作品を自分の手で作り替えるためだ、と勝手に思っているから。小間使の日記は、彼の近作「 私が生きる肌( 原題:la piel que habito ) 」みたいだった。

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