Basement Jaxx「The Hooping Life」MVをみてヴェイパー・ウェイヴとはなにか考える

Posted :28/03/2014 , Modified :

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「The Hooping Life」MV

Basement Jaxxの「The Hooping Life」ミュージックビデオが公開されていました。

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彼らは言わずと知れたロンドン出身のDJユニット。過去にフジロック出演経験もあり、日本でも大人気ですね。
Wikipediaによると、彼らの作る音楽はディープ・ハウスやテック・ハウスなどのジャンルにカテゴライズされているようです。
この「The Hooping Life」はクラブミュージックにおける最近のトレンドであるjuke/footworkの匂いをなんとなく感じさせてかっこいいですね。速いからそう感じるだけかもしれませんが。インドネシアのクラブミュージックであるファンコットっぽさもありますね。

funkotoっぽさを感じたのは第一に曲のテンポとリズム的なところに起因するのですが、もしかするとMVのオリエンタルなムードもその感覚に拍車をかけているのかもしれません。
そしてオリエンタルであると同時に非常に悪夢的。曲調と画面的明るさが相まって何となく陽気なムードが漂っていますが、映像だけで考えるとすごくサイケデリック。ビートルズのアニメ映画「Yellow Submarine」の「Lucy in the sky with Diamond」パートを思い出します。

もう一つ思い出したのはVIDEOTAPEMUSICさんが制作したnakayoshi group「Haru no Arashi」のMV。

こちらはサイケと言うよりテン年代の象徴的オーディオ・ヴィジュアル文化のひとつであるヴェイパー・ウェイヴを感じさせます(ヴェイパー・ウェイヴは僕もまだあまり上手く説明できませんが、今のところ1980年代のラグジュアリー寄りのファッションや文化、今となれば大分古くなった当時の最新テクノロジーなどに対して感じる野暮ったさをノスタルジーとともに振り返り、ときに笑いながら、現代のテクノロジーによって再構築する流れ、のことだと理解しています)。作られた年代も近いですし、こちらのほうが感覚的にBasement Jaxxのビデオの流れの中にありそうです。

どちらにも共通しているところは、映像によって理性的な日常生活ではあまり見ることができない風景を表現している点だと思います。サイケはもちろんドラッグやアルコールなどケミカルな要素を利用した幻覚。ヴェイパーウェイヴはテクノロジーを通してのみ見ることができる、すでに存在しない、というよりかつても存在しなかった空間。
つまるところ「The Hooping Life」のビデオはそういったビジュアル表現の最新版、と言ってもいいのかもしれないな、なんてことを考えました。

もうひとつ、映像表現のところでは、登場人物のテクスチャーっぽさがヤン・シュヴァンクマイエルの「サヴァイヴィング・ライフ」におけるフォトコラージュを思い起こしたので、そのトレーラーも以下に貼っておきます。

アナログかデジタルか、という違いはあるけれど凄く似てるように感じるなあ。それとは別に映画もとてもおもしろいのでみなさん是非みてみてください。

参考リンク

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