Ken KobayashiがSKYTOPIA名義でのデビュー・シングルとなるセルフタイトル曲を配信リリース

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ロンドン出身の音楽プロデューサー、Ken Kobayashiによる新プロジェクトSKYTOPIAが、デビューシングルとなるセルフタイトルトラック「Skytopia」をSpotifyほかストリーミング・サーヴィスにて配信リリースしました。

ラテンやフューチャー・ベースなどさまざまな要素がミックスされながらもシンプルに仕上げられた、爽快なエレクトロ・ハウス・ポップ・チューンとなっていますね。ボーカルとしてフィーチャーされているのは若手DJ CREW「PARTIS」に所属するDJのほか、イベントMCや広告モデルなどとしても活動しているマルチパフォーマーのtaros。彼女にとっても今回が初のボーカリスト挑戦となるそうです。

冒頭でもお伝えしたとおり「Skytopia」は現在Spotify, Apple Music, soundcloud にて配信リリースされているほか、YouTubeにてリリック・ビデオも公開されています。SFグラフィックノベル”Girrion”などで知られるブルックリンのグラフィック・ノベリスト/イラストレーターTom Linternが手がけたアートワークをフィーチャーした映像もステキなので、こちらもぜひ記事下部よりチェックしてしてみてください。

ところで、これまでに3枚のフルアルバムをリリースしているシンガーソングライターとしてのKen Kobayashiが作ってきたブリット・ポップ感やボッサ、ラウンジ感のあるおしゃれ楽曲群を知る人のなかには、エレクトロな今作のあらぬ方向への転回っぷりに驚きを隠せないかたも決して少なくないのではないでしょうか。しかし見方を少し変えて、当サイトで連載していたロンドンの音楽シーンを独自の視点で紹介するコラムシリーズ「ロンドンところどころ」などであらゆる音楽やクラブ・カルチャーに対する深い見識を見せつけるKen Kobayashiの姿から考えれば、至極自然な流れとも言えそうなところが不思議。ともかく、ひとつの固定された見方に抗うかのごとくあらゆる連続性を断ち切ってあらたなパラダイムにシフトするチャレンジングな彼の姿勢は素晴らしいですね。

ちなみに今回あらたにスタートされたSKYTOPIAは「夢と現実とデジタルの狭間を表現する」プロジェクトで(プレスリリースより)、楽曲については「脳内をブロックチェーン化し、アルゴリズムの楽園にワープする主人公を描い」ているとのことです(同上)。プロジェクトにとっての初めてのリリースかつセルフタイトルということも考えると、この曲が「スカイトピアとはどういったものか」をあらゆる面で表現しているといってもいいのではないでしょうか。主人公とははたしてどこの誰なのか、アルゴリズムの楽園へはどこからワープするのか、などに含みを持たせているところにももしかすると狙いがありそうですが、説明がなにかと省略されている現状は「とりあえずこの曲(やアートワーク)が与えるイメージからすべてを察しろ」というミュージシャンからのメッセージ、と捉えておくと今後に続くであろうSKYTOPIAプロジェクトの世界をより楽しめるのかもしれません。

リリックビデオ、ならびにKen Kobayashi、tarosのプロフィールは以下よりどうぞ。

ミュージシャン・バイオグラフィ

Ken Kobayashi

Profile

これまでシンガー・ソングライターとして活動し、ロンドンを拠点にソロ・アルバムを3枚発表。2018年の東京への移住をきっかけに、エレクトロなサウンドを目指し、プロデューサー名義のSKYTOPIAを始動。母親は「うる星やつら」の主題歌で知られるミュージシャンの小林泉美、父親はホルガー・ヒラー。過去にはケロケロボニトやPet Fennacにも在籍。
Twitter/instagram

taros

Taros profile

VisionやWombなどの渋谷のクラブを中心に活動中のDJ。若手DJ CREW「PARTIS」所属。2017年のDJ活動開始当初からDeep HouseやTech House中心の選曲が注目を浴び、2018年は80本のパーティーでDJを勤め上げる。音楽活動の他にもイベントMCや広告モデル、被写体など精力的に活動するマルチパフォーマー。
Twitter/instagram

関連エントリ:
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「Know You More」MV
「アカイソラ」「ハグ」の紹介記事

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