パリのインディー・ポップ・デュオPapooz「Trampoline」MVがトロピカル

フランスの若きインディー・ポップ・デュオPapoozが自身のYouTubeアカウントにて「 Trampoline 」を公開していました。

トロピカルな音像が心地よいですね。男性２人、女性１人でベッドに乗りながら野外を駆け回るナンセンスなビデオはリチャード・レスターの名画「ナック」を彷彿させますね。どことなくモラトリアムな雰囲気を感じるのはそのせいかもしれません。

この「 Trampoline 」は昨年8月にリリースされた彼らの1stアルバム「 GREEN JUICE 」に収録されています。昨年12月には来日も果たしている彼らですが、現在はフランス国内をツアー中とのことです。

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Papooz（パプーズ）はフランス・パリ出身のUlysse（写真左）、Armand（同右）によるインディー・ポップ・デュオ。ふたりは幼少期からの友人であり、音楽をきっかけに意気投合、両親のレコード・コレクションにあったビーチ・ボーイズやヴェルベット・アンダーグラウンドなど70年代の音楽を聴きあさりながら育ったということです（現在活躍する若くしてオーセンティックな音楽を奏でるミュージシャンにはこういう経験を持つひとが多いですね）。

2015年にセルフタイトルの1stEPでデビューしたのち、日本で開催されたエルメスの2015年秋冬コレクションのアフターパーティでパフォーマンスを披露するなど早くから注目を集めているようです。現在のところ、音源はほかにフランスのソニーレコードから1stフルアルバム「 GREEN JUICE 」をリリースしています。

昨年に公開された彼らの楽曲「 Ann Wants To Dance 」のビデオはweb上でヴァイラル化、200万回再生以上を数えるそうです。ニューヨークのミュージック・ビデオサイトNOWNESSによる監督のSokoへのアンケートも載っているのでご興味のある方はチェックしてみてください。

デビュー当初はアート・リンゼイのカヴァーやボサノヴァ風などヴァラエティに富んだ作風を見せていた彼らですが、最近は自身の音楽を「 Tropical Garage 」と呼び、そのことばの響きが与えるとおりの音楽を奏でています。曲調的に2010年代のエキゾチカという感じもするので、SAKEROCKやCEROなどカクバリズムなバンドのファンならチェックしておくべきではないでしょうか。

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