マック・デマルコ出演のアメリカのテレビ番組に変な日本語が満載で思わず笑ってしまいました

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アメリカの音楽ニュースサイトPitchforkにて紹介されていたケーブルテレビのプログラムThe Eric Andre Showのとあるシーンが私を引きつけて止みません。

Mac DeMarco Gets Attacked, Tortured on "The Eric André Show" | News | Pitchfork

そのムービーというのがこちら。

動画の詳細。

The Eric Andre Showはアメリカのカートゥーン・ネットワーク系ケーブルテレビのチャンネルの一つである「 Adult Swim 」にて放送されているプログラムで、いわゆる典型的なヴァラエティ・ショウのフォーマットを使用したジョーク番組だそうです。
このサイトでも何度か紹介しているTonight Showみたいなやつのパロディ、という感じですね。
今回登場しているMac DeMarcoはカナダのインディー・ポップ・ミュージシャンで、彼がゲストとして番組で演奏するという体で動画は始まります。

司会者のエリックがMac DeMarcoを紹介。

Mac DeMarcoはバンドを従えて「 Still Together 」という曲を演奏し始めます。

すると突然司会者が「 さあデマルコをいじめる時間だ、コゲキ! 」と叫びます。そしてなぜかひらがなで「 こげき 」というテロップが。

奥から登場したのはカラフルな衣装に身を包んだ謎の集団。Pitchforkのサイトによると、彼らはサムライらしいです。

デマルコを拘束し、武器を使って叩きまくるサムライたち。画面には「 痛み! 」とか「 殺す 」とか、なぜか「 楽しい人生 」などの直訳風日本語字幕が飛び交います。

そしてここで挟まれる、ゼロの顔をしたスタッフらしき男。腕時計、というのはおそらくwatchの誤訳だと思います。

それから「 茶色の少年 」というテロップとともに全裸の男性が四つん這いになって登場。

そしてもはや予想通りの展開。
ちなみに高速で流れるテロップには"自分を表現し、愛する人と共有する時間を楽しむ。巨大な木の陰の下で座って太陽をスマイル。"という文章が書かれています。

動画をみて考えたこと。

もう勢いだけの、いい意味でどうしようもない動画ですね。今の日本だと地上波どころかCSでもくだらなすぎて絶対にできないジョーク映像。しかし何だか80年代のビートたけし的な番組を彷彿させもしますね、そういえば海外では「 風雲たけし城 」がものすごく人気があるらしい、と聴いたことがあります。

しかしこの動画で私が最も気になったのは、デタラメな日本語字幕なのです。完全にGoogle翻訳、あるいは出来の悪い翻訳ソフトを使用した直訳の単語の羅列。もはやそこに日本語的なシンボルを出すことにしか興味がないことがありありとわかる。何かの批評文を読んでいるとよく見かける「 記号的 」という言葉がこれほどまでに似合うシチュエーションはないのではないかと思います。
こういうものを見ると「 日本で蔓延る英語も英語ネイティブの人々にとってはこんな風に見えてるのかな、だとしたらすごくダサいな日本人 」なんて考えてしまいますが、逆に日本人英語頑張ってる方だとも感じますね。この映像に出てくる日本語には日本語ネイティブに対する配慮が全く感じられないほどひどいので( だからこそいいのですが )、それを見るにつけ単純にアメリカ人にとっての外国語、それも文法もボキャブラリーも全く違う言語との距離感がものすごいだけなのかもしれないかもしれないなあ、なんてことを思いました。

最後に。

というわけでなんだかまとまりにかけてしまいましたが、最後にMac DeMarcoがムービー内で演奏に失敗した曲を貼っておきます。実はいい曲ですね。単純に聴いて見たかったような気もしないでもないです。

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