UKのインディー・ラッパーYoung AGがニューシングル「Bankroll」をリリース

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イギリスの若手ラッパーYoung AGがSpotifyにてニューシングル「Bankroll」をリリースしていました。

Young AGことAlex Gardinerはウスターソースでおなじみウスターとバーミンガムの間にあるイングランド中央部の街キダーミンスター出身の21歳のラッパー。このBankrollを聴くところによるとヒップホップ初期のギャングスタみたいなマッチョでゴリゴリな感じを目指していそうですが(アートワークの札束もなぜかUSドルだし)、幼さの残るヴォーカルによってなんとなくナードに寄ってしまっているところがすごくかわいい感じがしますね。それでいてあまりエクストラでないベースや美しいピアノフレーズがループするトラックが、フロア映えにこだわらないクラブミュージック好きにはいい塩梅で響くのではないでしょうか。

ちなみに本人はyoung AGのミュージックキャリアにおいて「むかしのヒップホップのスタイルと、最新かつ来るべきメロディック・ラップのトレンドをうまく融合させたい」と考えているそうです。あるいはベッドルーム・ポップ的な文脈で考えてみることもできそうですが、ここは単純に「いろんな音楽的才能を持った人を40年間にわたってラッパーに変えてしまうヒップホップってすげー」と思っておいた方が無難かもしれませんね。

Bankrollはspotifyほか、Apple Musicなど各種ストリーミングサーヴィスでも聴くことができるようです。くわしくはこちらのリンクからどうぞ。

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