The Maríasが2nd EP収録の新曲「Cariño」MVを公開

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LAを拠点に活動する5人組インディー・ポップ・ユニットThe Maríasが、自身のYouTubeオフィシャルチャンネルにて新曲「 Cariño 」ミュージックビデオを公開していました。

サイケ・ソウルと形容された昨年の「Déjate llevar」や「I Don't Know You」と比べると、ドリーミーさは残しつつもよりストレートなインディー・ポップに寄せた楽曲な印象を受けますね。そしてひたすらにロマンティック。Mariaさん(フラメンコ風のドレスが大変ステキ)のビジュアルを前面に押し出したビデオの雰囲気も相まって、もはや「愛」という言葉しか浮かんできません。

もちろん「Cariño」というタイトルもそのラヴ感に拍車をかける要素のひとつ。英語でいうと"Beloved"、日本語なら最愛の人、を意味します。スペイン語のアクセントで考えると、Mariaさんのボーカルスタイルはウィスパー気味で美しいにもかかわらず、サビのメロディーにおけるCariñoの語尾の上がり具合からすると明らかに遠くにいる人に対して大声で呼びかけている言い方なので、歌声とは裏腹に実際は激情とともに愛する人に対して抱いている感情をポエティックに叫んでいる、なんて考えると作品に深みをインヴェントできる気がしますね。

Mariaさんが語るところによると、ビデオ自体は昨年開催していた3週間の全米ツアーから帰ってきた直後に制作にとりかかり、すぐに完成したそう。内容はバンドメンバーそれぞれが持つパーソナリティを強く押し出したものにしたかったらしく、これまでのビデオでは出しきれてなかった男性メンバーたちのユーモラスな部分を表現しているとのことです。端々(おもに原色使いとスクーター)ににじみ出るヌーヴェル・ヴァーグ感はThe Marías自体もオマージュを捧げる意図があったとか。日本でこういうことすると渋谷系を避けて通ることはできないのでクリエイティヴ的に不自由に(意図しない方向に曲解される可能性を生むことに)なってしまいますが、海外ミュージシャンでは(スペインのElefant以外)結構気軽に採用できるみたいですね。simonsaxon.com的には大好物なのでどんどんやってほしいものです。

この曲は近日公開予定の2nd EP「Superclean Vol.2」に収録予定とのこと。現在SpotifyやApple Musicほかで先行配信されているようですので、お使いのかたはそちらでもぜひどうぞ。

過去のThe Maríasの楽曲、彼らのプロフィールについては以下のエントリをどうぞ。

関連エントリ:
The Maríasが「 Déjate Llevar 」MVを公開(バンド・プロフィールあり)
The Maríasが新作EP収録「Only In My Dreams」MVを発表

関連リンク

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Déjate Llevar
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I Don't Know You
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