ロンドンの新星インディー・デュオSUGARHOUSEの存在がまぶしすぎて

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ロンドンの新人インディー・ポップ・デュオSUGARHOUSEが、自身のオフィシャルYouTubeチャンネルにてデビューシングル「 Love Anyone Else 」を公開していました。

Lemon Twigsの名を出して形容したくなる気持ちがよくわかる、まったく奇を衒わない、2010年代という時代すらも考慮しない圧倒的スタンダード感。映像も楽曲も、まるでアメリカの大ヒットミュージカルドラマgleeのワンシーンをそのまま抜き出してきたかのようでホントに最高です。ちなみにお気づきのかたも多いとは思いますが、このSUGARHOUSEの二人はプライヴェイトでも実際のカップルとのことで、その関係性が見事に表現されている楽曲でもありますね。なんでもこの「 Love Anyone Else 」は、二人で映画「 ラ・ラ・ランド 」を観にいった直後に完成したそうです。言われてみると、確かにサビなどは劇中に出てくる「 A Lovely Night 」のフレーズを彷彿させもします。

そして彼のほう曰く「 映画を観た後、どうしても彼女に歌というかたちでラヴ・レターを書きたくなったんだ。その結果がこれ( Love Anyone Else )さ 」だそうです。パワーワードの連続。存在がまぶしすぎて直視できそうもありません。

ともあれ、このシングル、フィジカル版としてカセットもリリースされたとのことですが、なんと発売から3日でソールドアウト。現在はitunes、Spotifyほか配信・ストリーミングで聴けるとのことですので、お使いのかたはぜひそちらもチェックしてみてください。

バンド・バイオグラフィ

SUGARHOUSE Profile Photo
© Phoebe Fox ( SHOT BY PHOX )

SUGARHOUSEは、ともにロンドン出身のConnie Craven( 女性 )とCharlie Sinclair( 男性 )によるインディー・ポップ・デュオ。先述のとおりプライヴェイトでも恋人同士である二人が出会ったのは2014年のレディング・フェスティヴァルだそうです。コニーのキャンプしているテントにチャーリーが転がり込んで、そのままずっと出て行かなかったんですって。それから本人たち曰く「 色々あって 」( 端折るところが妙にリアル )、2016年にSUGARHOUSEを名乗って活動をはじめたとのこと。SUGARHOUSEという名前はコニーが通っていたカレッジがある、イースト・ロンドンのストリートSugar House Laneから取られているそう。ちなみにコニーが初めて楽器を持って人前で弾いた曲は、ウクレレでJason Mrazの「 I'm Yours 」だったそうです。

なんだか二人の仲むつまじさがフィーチャーされる話ばかりですが、チャーリーのほうは意外とこの音楽活動に関して熱い想いを抱えているようで、海外のとあるサイトでは以下のような言葉を残しています。

「 ぼくはSUGARHOUSEの活動を通して"インディー"なもののイメージをもう一度問うてみたかった。( 流行しているからといって )黒ずくめのファッションに身を包んだり、80年代に回帰しようとする必要はあるのだろうか。ぼくたちはもう一度音楽に力をもたせたいと思っているんだ。それができるのであれば、"エッジの利いた"ものである必要はないと思う。クールを気取りたいときに聴く音楽としては間違っていると思うけど、ぼくらの音楽を通して『なにか』を感じるには十分だと思うよ。 」

※原文は以下リンクから


Today's Song: SUGARHOUSE Debut with Ecstasy and Infatuation on "Love Anyone Else"

そんなCharlieによると、続く作品も「 出そうと思えば出せる 」状態にあるとのことなので、このたまらなく眩しくキュートな二人の活動にこれからも注視していきたいところです。ここで終わってもそれはそれでOK。

彼らのその他の楽曲は以下のフェスサイトリンクからどうぞ。

関連リンク

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