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MANON & YUPPA「 TEENAGE DIARY 」リリース スペシャルインタビュー&アルバム全曲解説

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2018年7月に待望の1stアルバム「TEENAGE DIARY」をリリースした若干16歳の次世代カルチャー・アイコンMANON。YUPPA(HNC)のトータル・プロデュースのもと、Ryan HemsworthやKero Kero Bonitoといった海外の若手実力派ミュージシャンとコラボしつつ、トレンド感のあるラップ・ミュージックにのせてティーン世代のリアルや女の子の"Kawaii"にとどまらない世界を届けるデビュー・アルバムは、ラップ・ファンのみならず感度の高いカルチャー・キッズの多くをすでに虜にしている。
今回simonsaxon.comでは、そんなアルバムのCDをリリースしたばかりのMANONとプロデューサーYUPPAにインタビューを敢行。二人のこれまでの活動や生み出された楽曲、ビジュアル・ワーク、プロデュース・ワークにこめられた思いなどをたっぷり話してもらった。YUPPA&MANONによるアルバムの全曲紹介もあるので最後までお楽しみに。

MANON & YUPPAインタビュー

自分の思い描いていたとおりにできていてすごくうれしい

——まずはMANONさんのこれまでのことについてお訊きしたいと思います。現在モデル&シンガーとてして活躍しているMANONさんですが、そもそも現在のキャリアをはじめるきっかけはどういうものだったのですか?

MANON(以下M):事務所に所属する前、中学生に入ったときくらいのころからインスタグラムにポストしていたんですけど、それを見てくれた今の事務所の社長さんにスカウトされたのがきっかけです。

——最初からシンガーとして活動することは考えていたんですか?

M:はじめるきっかけはモデルをやりたいと思ったからなんですけど、元々同じ事務所の先輩でもあるきゃりーさんの大ファンで、憧れていたので、いつかは歌もやりたい、ということはまわりに話していました。

——シンガーとしての活動をはじめたのはキャリアをスタートさせてからどれくらい経ってからですか?

M:わたしが中2の終わりくらいのころにYUPPAさんにプロデュースしてもらえることが決まってシンガーとしての活動がスタートしたので、モデルをはじめて2年くらいたったころですね。

——実際に目標のひとつでもあったシンガーとしての活動をはじめてみてどう感じました?はじめる前に抱いていたイメージとのギャップとか…

M:すごく楽しいですね。思っていたより全然縛りもなくて、自分の好きなことをやれている気がします。歌うこと自体もそうですし、ビジュアル面でもいろんなことをやらせてもらえるので、ホントに自分の思い描いていたとおりにできていてすごくうれしいです。

——YUPPAさんが持ってくるイメージっていうのが、MANONさんのなかでもぴったり来ているんですね。モデルとシンガー、それぞれで共通していることや、違うと感じるところはありますか?

©︎Rie Fukuda

M:共通してると思うことは、ジャケット写真のスチール撮影とか、ミュージックビデオだったりで、ファッションのチョイスとかに自分のいい感じの見せかたというか、自分に合ったものを選べてるなっていうところですかね。逆に違うなって思ったところは、モデルは読者やファンに対してSNSとか雑誌とか"2D"で触れ合ったり、物事を発信していく機会のほうが多いと思うんですけど、シンガーだとライブとかに実際にお客さんが来て、直接自分の姿を見られる機会があるところ。あと、どちらも自分にとっては新しいものや情報にたくさん触れ合えて、新鮮な気持ちになれるってところは似ているかもしれないです。モデルだったら「こういうファッションが今年流行るんだー」とか「こういう合わせかたがあるんだ」とかわかるし、シンガーだと、YUPPAさんの曲って歌詞とかに映画のキーワードとか出てくるので「こんな映画があるんだ!」とか。どちらも自分があたらしいものを知るきっかけになっています。

TEENAGE PEEPS

——普段はどんな音楽を聴いているんですか?K-POPとか?

M:そうですね、K-POPとかよく聴いてます。流行ってるし。でも、シンガーとしての活動をはじめてから大幅に聴く曲が変わったなって感じますね。以前はJ-POPが好きで、Perfumeとかきゃりーさんとかの中田ヤスタカさんの曲をめちゃくちゃ聴いていたんですけど、シンガーをはじめてからはヒップホップとかも聴くようになって。

——福岡のLove FMで「Teenage Peeps」っていうラジオもやられてるじゃないですか?それであたらしい音楽を知ることもありますか?

M:それは、めちゃくちゃありますね!ラジオの効果は大きいです。おかげで最近は結構物知りになりました(笑)街を歩いていて流れてきた曲も「あ、この曲知ってるー!」ってなることがよくあって。以前はそんなことなかったので、自分でもびっくりしています。

——ちょっと話ははずれてしまうんですけど、あの番組めちゃくちゃおもしろいですよね。司会の3人に誰も"ちゃんと"している人がなくて(笑)

M:そうなんですよ!(笑)結構放送ごとに完成度にムラがあるんですけど…だいぶ放送事故っぽい回もあったり(笑)

——少し大人な感じでメインパーソナリティをやっているMANONさんに、元気一杯の安田乙葉さん(abemaTV「恋するホームステイ」などに出演中のモデル・女優)、そして大人だけど日本語がおぼつかないアメリカ出身のJohnnyさん、という3人の関係性がすごく独特でいいですよね。電車の遅延情報を女子高生が読むラジオなんて聴いたことないですよ(笑)

M:そうですよね(笑)一緒にやっている乙葉ちゃんも、いまティーン世代にすごく人気があって。生放送でやってるので番組を観覧することもできるんですけど、観に来るほぼ全員高校生、女子高生って感じです。この前も同じ制服着た女子高生の集団が観に来てて、普段スタジオからは観に来てくださっている方の声ってガラスで仕切られているから聴こえないんですけど、聴こえるくらい大音量で「キャーキャー」言ってもらって(笑)ほかの仕事では同世代の女の子とそういう風に直接ふれあえることってあまりないので、おもしろいです。

——でもティーンの情報を発信する、というコンセプトでやられている番組だからこそ、受け手側と同世代のMANONさんや安田乙葉さんになんでも任せる、みたいなところに重きを置いているところが感じられて、すごくかっこいいと思います。あれを放送するっていうのは作り手のみなさんは結構思い切った決断をしたなっていう感じがします(笑)

M:ありがとうございます。スタッフさんに伝えておきます(笑)もーほんと毎回たのしくやってるので、また聴いてください!

次ページ:MANONちゃんのことが大好きだから(笑)

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