スペインのインディー・ポップ・デュオBAND À PARTが5年ぶりの新曲「Cómo Hablar Con Chicas En Las Fiestas」MVを公開

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スペインのインディー・ポップ・デュオBAND À PARTが、所属する老舗インディー・レーベルElefant RecordsのオフィシャルYouTubeアカウントにてニューシングル「Cómo Hablar Con Chicas En Las Fiestas」ミュージックヴィデオを公開していました。

かつては所謂"渋谷系"と呼ばれるソフトロックやネオアコに影響を受けたインディー・ポップを志向していたBAND À PARTですが、「パーティで女の子に話しかけるには」というどこかで聞いたようなタイトルが付けられた今作はディスコ感溢れるレトロ・シンセ・ポップな音像になっています。最近のElefantのリリースでは頓にみられる傾向ですね。ミュージックビデオにも音と親和性の高い80年代モチーフが散りばめられ、インディー・ミュージック界におけるこの年代リスペクトの世界的流行はいまだとどまることを知らないことを改めて痛感させられます。ちなみにミュージシャン自身はこの楽曲について「LIOや菊池桃子、NEW ORDER、 SUMMER CAMP、SNAILS HOUSE、YUMI ZOUMA、SPAZZKIDなどのアーティストに影響を受けた」とコメントしています。

この曲は彼らのあたらしいアルバム「Templos y Neones」に収録される予定とのこと。リリースによると、彼らは次に出るアルバムについて以下のように語っています。

「BAND À PARTは5年前に出した『Maravillas De La Ciencia』でこれまでの音楽活動にひとつの区切りをつけようと決め、これからのぼくらの状況は不透明なまま、事実上の活動休止状態になっていた。そういった状況で、ふたりで日本に旅行したとき、東京で過ごした日々で経験した出来事の中に次に作る音楽のヒントをみつけたんだ。住宅街の小道を抜けた街角でふとみつけた小さなお寺(おそらく神社のことだと思います)に象徴されるような、静かで寂しい昼間の雰囲気だとか、夜のネオンサインのように明るくてクレイジーで、未来的なイメージとか。新作はひとつのアルバムの中でそんな昼間から夜までを経験できるような音楽になっているし、さらには日本で所謂"シティ・ポップ"と呼ばれている曲にも影響を受けているアルバムでもあると思う」

BAND À PARTはホントに日本が好きなんですね。渋谷系からシティ・ポップへ、というのは日本の音楽的流行を逆行しているような感がありますけれど、これは外側からみた自由な発想の賜物と言えそうです。アルバムはリリース日はまだ発表されておりませんが、日本のカルチャーキッズは見逃せない作品の一つだと思います。日本の音楽文化が外国からどのようにみられているか、というのを知るためのサンプルのひとつとしてぜひともチェックしておきましょう。

今回紹介した「Cómo Hablar Con Chicas En Las Fiestas」はMVのほかSpotify,AppleMusic,itunesほか各種ストリーミングサーヴィスで配信されています。お使いのかたはこちらのリンクからぜひ聴いてみてください。彼らのプロフィールに関してはこちらの過去エントリをぜひ。

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