ベルナルド・ベルトルッチ「暗殺の森」レビュー おしゃれな人に対するコンプレックスからこんなことを言ってしまいました

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ベルナルド・ベルトルッチ「 暗殺の森 」をみた。代官山とかに住んでいる( または住むことに憧れている )ファッショニスタのための映画。色使いとか構図とかがおしゃれ。ホモセクシャルや不倫、ファシズム、スパイなど、左翼的、というよりモード系カルチャー好きにはたまらないであろうモチーフがたくさんありました。あとアンチクライスト( というより実存主義的? )なモチーフとかもあったな。しかしながら絵的にはすごくルネサンスあたりの絵画っぽい。

あと全然関係ないけど主人公の婚約者ジュリアがすごくかわいい。多くの男性が大好きな「 バカでエロい女の子 」っていうイメージを具現化している感じでした。「 カルト的な人気を誇るベルトルッチの傑作! 」みたいな意見を聞いていたので、事前のハードルが上がりきっていたためにあまり心に刺さらなかった。残念。あと原題は「 コンフォルミスタ( 追随主義者 ) 」なのに、なぜ暗殺の森ってタイトルにしたのか甚だ疑問。

しかし好きな映画訊かれて「 暗殺の森 」と答えたらセンスあるように見えそうだから、男性は合コンとかでモテたくなったら是非言ってみてくださいね。「 どこがいいの? 」と突っ込まれたら構図や色使いがおしゃれなところ、と言えばいいのですよ。気狂いピエロなんかも引き合いに出すとさらによいですね。

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