TV Girlが新作LP「Who Really Cares」をリリース【Free DL】

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アメリカのポップ・ユニットTV Girlのオフィシャルbandcampページにて、彼らの2ndLP「 Who Really Cares 」がリリースされていました。

音源はName Your Price形式でのリリース、すなわちフリーダウンロード可能なほか、フィジカル盤もCD、レコードの2形態で展開されているようです。コントラストの利いたジャケットもかっこいい( Daniela Lunaというデザイナーさんによるものらしいです )ので、触れないものは愛せない、フィジカル・ジャンキーなあなたはこちらもぜひチェックしてみてください。

アーティスト情報

TV Girlは冒頭でも触れたとおり、アメリカを拠点に活動しているポップユニット。LA在住のBrad PeteringとTrung Ngoによって2010年に結成されたとのこと。ヒップホップマナーなビートの上に、60〜70年代のソウルミュージックをはじめとした過去の名曲を大胆にサンプリングした楽曲群がネット・ミュージック・ファンの間で話題となるなど、早くから着々と人気を積み上げてきたようです。2014年にTrung Ngoが脱退し、その後Jason WymanとWyatt Harmonが加入して、現在では3人組みとして活動。同年には1stフルアルバム「 French Exit 」をリリース( これもName Your Price )。今回の「 Who Really Cares 」は彼らにとって1年半ぶりとなる作品リリースとなっています。

ところでTV Girlの楽曲はひとつのジャンルで定義するのは難しいような気がしますね。先に挙げたような特徴はあるものの、例えば1st「 French Exit 」に収録されている「 Birds Don't Sing 」などはFatboy slimの「 Praise You 」を彷彿させるような曲なのでビッグビートって言えばいいのかな、と思えば、2ndのトラック2「 Song About Me ( feat. Maddie Acid ) 」はTowa Teiの「 Warm Jet 」のようだからラウンジ系かなあ、なんて思うけどどれもなんとなくしっくり来ないですね。だからといってヒップホップだ、とも言いきれない。本人たちは自身の楽曲に「 Lo-Fi Pop 」というタグをつけているけど、自称なのに決め手に欠ける感じがしますね( もしかするとHi-Fiなイメージのある西海岸カルチャーに対するカウンターとして付けられたのかもしれません )。ひとことでは何とも説明しがたいのですが、曲を聴いた多くの人にいくらか心地の良さを感じさせるところがとても不思議だし、むしろそういった点においては完全にポップとしかいえない感じがするので、結局はインディー・ポップ、ということでいいのかもしれないですね( とはいえいわゆるインディー・ポップとも言い切れないという無間地獄 )。

ともあれ、彼らは一般的なレコード会社どころかレーベルにも属さない、完全インディペンデント( 自主制作 )での活動を信条としているようで、Name Your Priceで音源リリースしているのもそういったところにあるのかもしれません( サンプリング満載だから許可取るのがめんどくさいってのもあるかも )。

最後に彼らがyoutubeで公開している手作り感いっぱいのMVをいくつか以下に貼らせていただきます。

関連リンク

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