謎の主婦ユニット婦人倶楽部が「たらい船に乗って」MVを公開

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カメラ=万年筆の佐藤望さんがサウンド・プロデュースを手がける佐渡島在住の主婦たちによる( らしい )5人組ユニット、婦人倶楽部が自身のオフィシャルYouTubeチャンネルにて新曲「 たらい船に乗って 」MVを公開していました。

なんてかわいいミュージックビデオ。この曲は7/13に発売する彼女たちの1stフルアルバム「 フジンカラー 」に収録されているそうです。これまでのシングル、ミニアルバムと同様に、アートワークは超人気写真家、川島小鳥さんが手がけているとのこと。そしてアルバムを引っさげて、9月にはライブツアーが予定されているらしいです。詳しい情報はオフィシャルホームページにてチェックしてみてください。

アーティスト情報

2014年より活動を続け、現時点でシティ・ポップ好きや東京インディー・シーンに明るい音楽ファンの間で一定の人気を獲得している婦人倶楽部ですが、CD Journalの記事によると「 三越伊勢丹“夏のクリアランスセール”TV-CMソングに抜擢された先行シングル『FUJIN CLUB』が東京・タワーレコード新宿店と渋谷店だけで1,000枚を完売し、注目を浴びている婦人倶楽部は“メンバー全員が佐渡ヶ島に暮らしている主婦”であること以外は一切情報が公開されていない謎のユニット 」とされています。そのコンセプチュアルさからネットメディアではなにげに話題になりがちなのに、何だかいまだつかみ所がない印象を受けます。たとえばAll Aboutのインタビューでは婦人Aさんがそのビジュアルに反してすごく年上なことをほのめかす発言をしたり、かと思えばこちらの記事では佐藤望氏が饒舌に彼女たちの存在や彼自身の佐渡とのかかわり合いを語っていたりする。どちらにしても、ウソは言っていないけど本当のことも言っていない、という感じ。

佐渡で結成された謎の音楽ユニット“婦人倶楽部”を追う | にいがたレポ

佐渡島から世界へ!婦人倶楽部 [テクノポップ] All About

このようにこれだけいろんな情報が出ているのにそれらの情報に統一感がなかったり世界観の徹底がなされていないところが逆に存在感の希薄さを決定づけている、すなわちいまだに「 謎 」と言われる所以なのかもしれません。プロデュース側がそれを狙っているのかいないのかはわかりませんけれど、それはこのユニットの魅力を語るうえでどうでもいいことですね。

ていうか4人( +1人 )の顔以外のビジュアルが出ているので実体として捉えてしまいがちですが、ある意味イラスト・キャラクターを前面に押し出して活動している覆面音楽ユニットさよならポニーテールみたいなものなのかなあ、という感じですね。さよポニはもっと世界観を徹底していますけれど。

ともあれ”地方にいる歌がうまい女の子( 主婦 )”というコンセプトはムッシュ・レモンこと佐藤望さんが紡ぐキュートでポップなサウンドを表現するための受け皿としては完璧なんじゃないかな、と思わせるほどユニークな存在ですね。今後も楽曲とともにコンセプトの動きにも注目していきたいものです。

最後に彼女たちの過去の楽曲を以下に貼付けておきます。

関連リンク

オフィシャルHP
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フジンカラー
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