ヤン・シュヴァンクマイエルが生肉を語る【Švankmajer's list】

2016/07/01

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シュヴァンクマイエルにとってと肉とは。

自身最後の長編、と銘打った2018年公開予定の映画「蟲」のクラウドファンディングを実施しているチェコの現役シュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエルが、先日開設された彼の公式Youtubeチャンネルにて、「Jan svankmajer's list」と題された、彼の作品における特徴的なモチーフの役割について解説する動画シリーズをアップしていました。

Jan Švankmajer - YouTube

今回は、シュヴァンクマイエルの映画のなかでひと際独特な存在感をはなつ「生肉」について解説していましたので、以下に紹介したいと思います。

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シュヴァンクマイエル映画における肉。

Meat

Well,a special attitude to meat... I am a little squeamish about raw meat too.I do have that attitude to it.But it's not as if I didn't eat meat -- I've never been a vegetarian.

Meat is somewhat odd... it is part of a person but it's not a person,or part of a living creature but it doesn't look like a living creature.It is a magical object -- or how else to describe it.Compared to the inanimate objects I work with, this is something between a live actor,and the prop - the inanimate prop - meat stands somewhere in between.

日本語訳

(少しはにかみながら)"肉"に対する特別な態度ねえ…わたしも生肉に対してはすこし気難しいところがありますし、特別な態度、というのも持っています。でもそれは肉を食べないということではないです。ベジタリアンではないですしね。

"肉"はどこか奇妙です...人間の一部なのに人間ではないし、あるいは生物の一部であるのに実際の生物とは似ても似つかない。それは魔術的なオブジェみたいなものかもしれません。わたしが扱う別の無生物と比べると、"肉"は俳優と小道具(動かない小道具)とのあいだにあるなにか、それら二つのあいだのどこかに位置しています。

おまけ

冒頭でも触れましたが、ヤン・シュヴァンクマイエルは現在チャペック兄弟の戯曲「虫の生活」を上演する劇団をえがいた新作映画「蟲」を撮影中で、2018年公開をめざしてクラウドファンディングを実施しています。ファンの方はぜひ応援してみてはいかがでしょう。

Jan Švankmajer: Insects

シュヴァンクマイエルのそのほかの解説動画に関しては以下をチェックしてみてください。
シュヴァンクマイエル本人によるインタビュー&作品解説動画まとめ

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