コミックナタリーに、東村アキコさんのマンガ「 海月姫 」の実写映画化のニュースが掲載されていました。
コミックナタリー - 「 海月姫 」実写映画化！能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己ら
海月姫については、記事内で以下のようにデータが上がっています。
「 海月姫 」は2008年にKiss（ 講談社 ）にて連載を開始。単行本は13巻まで刊行され、累計発行部数は270万部を突破している。第34回講談社漫画賞少女部門、このマンガがすごい！2011オンナ編第3位を受賞しており、2010年には「 ノイタミナ 」にてTVアニメ化もされた。
個人的にはたしか、東村アキコさんの名前を知るきっかけになった作品だったと思います。それかモーニングで連載されていた「 主に泣いています。 」か。こちらも実写ドラマ化されていましたし、とにかく今ノリにノッている漫画家さんの作品を、これまたノリノリの能年玲奈さん主演で映画化するのですから、話題性はバツグンですね。今年12月の公開を目指し、来月からクランクインの予定だそうです。
能年玲奈さんのコメント。
とはいえ本題はここから。ニュースには映画化に際してキャストのコメントも掲載されていたのですが、その中でも能年玲奈さんのコメントがなんだかもうすごいことになっていたのです。
以下にコメントを引用します。
どう演じれば見てくださる方に楽しんでいただけるか、今一生懸命考えているところです。
私もクラゲを見るのは好きですし、あとウミウシも好きです。そんなところから入っていけたらいいのかな？と思っています。頑張らせていただきます。
原作「 海月姫 」の魅力ですが、私が魅力というのもおこがましくて言えないので、好きな場所を言わせていただきます。
なんてったって尼～ずが大好きです。尼～ずと楽しくおしゃべりしまくりたいです。
私が何オタクかといえば......チューチューおたくです。撮影の時も持って行っています。
......いきなりよく分かんない言葉かと思いますが......私の実家では、タオルケットの事をチューチューと言っていて、当たり前のようにその名称で使っていました。
ある日タオルケットというものの存在を知ってから私の中で、チューチューとタオルケットという似たようなものが混在するようになりました。中学生の時、友達の前で、チューチューがなくて眠れなかった。という話をした時大笑いされて初めて、そんなものは無いんだと知りました。思い出すと未だに恥ずかしいですが、
それでも私は！タオルケットではなくてチューチューが手離せません。
なんかもうただならぬムード満載ですね、僕はこのコメントを読みながら爆笑してしまいました。
何がすごいって、全体的に何を言ってるのかよくわからないところ。クラゲの引き合いにウミウシを出して来たあたりから怪しい雰囲気がしてきますが、そこは能年さんの中で自己完結してくれて、その後よくある原作の感想に入っていきます。
しかしそこからの展開がホントにもうぶっ飛んでいてホントに訳がわからないし、もはや映画関係ない。
大抵の不思議キャラを売りにしている絶滅危惧種なアイドルでも「 タオルケットのことをチューチューと呼んでいる 」くらいで理性が働いて不思議度をセーブしてしまうところなのですが、能年さんは子供の頃のチューチューとタオルケットは別のものである、という最初の認識を捨て切れておらず、いまだにタオルケットというものの存在を100%認めていないようなことも言ってしまっている。大人になって不思議なキャラを売りにしてるわけでもないのに、人はなかなかここまで言えない。能年玲奈さんの本物ぶりを見せつけられた気分。
くわえて、そのコメントをが能年玲奈さんらしい、と我々が感じ、すんなり受け入れられてしまうところもすごいですね。彼女の天然、というより無邪気なパーソナリティが、世間にすっかり浸透している証拠かと思います。嗜好の分散化が叫ばれて久しい昨今ですが、久々に現れた国民的スターの誕生を目撃したような気になりました。
最後に。
ともあれ、もちろん一番は発言の支離滅裂さが何よりも気になったのですが。突飛なこと言ってるにもかかわらず自信なさげな態度を感じとれるところもまたすごい。能年玲奈さん天才。これがプレスリリースあるいはニュース記事をまとめた記者さんによる編集でないことを願いたいものです。
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