POPEYE 2016年12月号「現代アート」特集レビュー。彼の好きそうなアート。

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五木田智央氏のアートワークがとてもかっこいい。

五木田智央氏によるポパイをかたどったジャケが最高だったのでPOPEYEを買った。今号は現代アート特集。最近は一周回って表紙の良さだけで雑誌を買うことが多い。どこを一周したのかはわからない。

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内容は数多のクリエイターや俳優などの文化人が選ぶ、彼らの好きな芸術家を紹介するというかたち、すなわちカタログ的な、ストロングスタイルな感じ。とはいえ紹介されているアーティストたちはなんだかテイ・トウワ感がすごくて、逆説的に現代アートとはテイ・トウワが好きそうなものなのだ、という認識を得た。たとえばバリー・マギー。ゲルハルト・リヒター。草間彌生。五木田智央。大竹伸朗。そして横尾忠則(彼へのインタビューはものすごく刺激的だった。それを読むためだけにも買う価値はあると思います)。

雑誌のスタンスとしては上に挙げた彼らをはじめとする、20世紀以降の芸術家たち(とその作品)のことを現代アートと捉えて誌面を制作しているのだとは思うけれど、少し残念だったのは、取り上げられているなかにシュルレアリストがあまり多くなかったことである。20世紀で最も影響力がある芸術運動すなわちシュルレアリスム。という見方が一般的だと考えていたので余計に残念。もしかすると、世間的に(ポパイ的に)シュルレアリスムはもうスクエアなもの、あるいはカルトの枠に入れられてしまっているのかしら。ラーメンズ片桐仁さんがゾンネンシュターンを挙げていたけれど。

あと、せっかく20世紀以降に括るんだったら映画監督も入れてあげたらよかったのに、なんてことも思いました。私の考えるかっこいいポパイはそういうことをするのですが。

特集以外では橋本愛さんの新連載がはじまっていたことは特筆すべき点であるかもしれません。

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