元オランダ代表MFファン・デル・ファールトはいま何してる?

投稿日:15/02/2016 更新日:

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かつてのファン・デル・ファールト
(c)Rory

スペイン、マドリードのスポーツ紙AS(アス)のWebサイトに、現在リーガ・エスパニョーラのベティスに所属するオランダ代表MF、ラファエル・ファン・デル・ファールトに関する記事が掲載されていました。

Betis: El cumpleaños más triste para Rafael Van der Vaart | Liga BBVA | AS.com

09-10シーズンまでレアル・マドリーに移籍し、その後イングランドのトッテナム、古巣HSVと渡り歩いてきて、今季よりベティスに加入してスペインリーグ復帰が決まったラファエル・ファン・デル・ファールト。しかし昨年夏頃に移籍のニュースを聞いて以来、まったく話題にも上がっていないし、ベティスの試合を見てもその姿を見ていないので、彼は今何をしているのか、と気になっている人も多いのではないでしょうか。上記の記事では先の2月11日に33歳の誕生日を迎えたとのことで、そんな彼の現状についてまとめて紹介していましたので、以下日本語に訳します。

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ファン・デル・ファールトの最も悲惨な誕生日

「HSV所属のサッカー選手。ぼくの最新情報はここでチェックしてね!」

これは現在ベティスに所属しているラファエル・ファン・デル・ファールトのtwitterアカウントのプロフィール欄に書かれている言葉だ。逆説的だが、この言葉はまさしく彼の最新情報であるだろう。たとえそうでないとしても、この言葉がいまだに更新されていないことは、彼の人生が(少なくともサッカー人生においては)、現状とは比べるまでもなく素晴らしい時間を過ごした時期のままで止まっているからだ、という風にみえてしまう。

彼はこの2月11で33歳になったが、彼のキャリアのなかで最も過酷な誕生日になっている。それは1ヶ月程前、端から見ると謎に包まれている戦力外として扱われている現在のような状況にはいまだ陥っていない頃に、独・ビルト紙で「もっとプレーしたい」というコメントを残していることからもみることができるだろう。

しかし彼が今後プレーするのはおそらくベティスではない。とはいえ、それはヨーロッパ以外のリーグ冬の移籍市場がいまだ開かれているあいだに、ベティス首脳陣が高額を払ったにも拘らず一度も試合に出場していない彼を移籍させたことが完全なる失敗と考えているサポーターたちの気持ちを和らげるため、彼を戦力にする希望を捨てた場合においてではあるが。

「ファン・デル・ファールトは使い物にならない」

数日前、ベティスのスポーツディレクターであり、彼のベティス移籍のために大きな働きをした人物であるエドゥアルド・マシア(Eduardo Macià)は、そう語った。3000人の観客の前で、祖母(チクラナ・デ・ラ・フロンテーラ(※アンダルシアにある街)出身)とともに暖かく迎えられたファン・デル・ファールトは、マシアにとって今季の最初の大きな移籍であり、ベティコにとっての神童であるホアキンの帰還を最後の1ピースとする夏のマーケットにおける美しい流れの序章となるはずだった。

慢性的なコンディション不良によってホアキンもキャリアの中で決していい時期を過ごしているとは言えないが、それでもベティス移籍後の初戦にはつま先のねん挫、その後は別の箇所の怪我、あるいは監督判断などによってベンチ外や招集外になってばかりいるファン・デル・ファールトよりはましである。

ラファエルはアヤックスやトッテナム、そしてなんといってもレアル・マドリーのようなビッグクラブで輝かしい実績を残してきたように、ピッチに立てば数々のインパクトを残してきたのにもかかわらず、である。

実はベティスに加入する直前に所属していたHSVでも、選手たちが選ぶ「ブンデスリーガで最も失望させられたプレーヤー」に選出されてしまっていた。当時は20試合に出場するも、その多くはガス欠による途中交代だった。それでもベティスではさらに状況は悪化していて、ペペ・メル前監督のときは300分の出場、ファン・メリーノ監督が就任してからは全く出場しておらず、コパ・デル・レイでのセビージャとのダービーはおろか、リーガでのビジャレアル戦、マドリー戦、ソシエダ戦には招集外となった。先週のバレンシア戦では招集されたものの、出場はなかった。

そんな彼を待っているのは中国かもしれない。興味深いのは彼の最後のツイートが「中国からハンブルクへ戻ってきたよ!」というものであることだ(2014年7月11日のことだが)。現在複数の中国クラブが現在のベティスにおける2倍の年俸での獲得を狙っているとされ、ベティスは彼にそれらのオファーを受け入れることを望んでいるという。中国リーグの飛躍的な進化と、現地での彼のメディア的価値がいまだに残っていることを考えると、その国はすでに更新が止まっている彼のtwitterアカウント同様、錆び付いたファン・デル・ファールトをふたたびピッチ上で輝かせることができるかもしれない。

最後に。

ファン・デル・ファールトといえばやはりマドリーにいた頃によく見ていたのですが、それまではどちらかというと決定的なパス、あるいは個人技でのシュートでチームの流れを変えてしまうような、いわゆる古いタイプのファンタジスタ的なタイプの選手だった(ペナルティエリア手前からシュートを際どいコースに決めているイメージが多い)のですが、スペインを経て、運動量を大きくしながらパスを組み立て、場合によってはゴール前に顔を出して配給されたパスに合わせる現代的なアタッカー、今でいうと香川とかロイス、あるいはゲッツェやイスコなどの先駆けのような選手になっていったことを憶えています。その後スパーズなどでも活躍していたし、なにより単純に好きな選手だったので、今回紹介した記事のような状況にあることがとても残念ですね。
記事では中国に活路を見出すべき、というような締め方をしていますが、やっぱりリーガで再び輝く姿をもう一度みてみたいです。年齢的にフィジカル・マネジメントも大変かとは思いますが、今後はよい方向のニュースでASに登場してほしいものですね。

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