ダイバーシティ、ディバーシティ

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あるときラジオのニュース番組を聞いていると、男性パーソナリティがやたらとダイバーシティ、ダイバーシティと繰り返していた。ダイバーシティと聞いて思い浮かぶのはもちろんお台場にある大型商業施設のことだが、最近その場所が特に話題になっているわけでもないのになぜだろう、またタイアップという名の三井不動産によるステマか何かなのか、この期に及んで若者だけに飽き足らず年齢層高めの人にまで顧客を拡げようとするなんて世も末だ、なんてことはまったく思っていないが、あまりの連呼の数になんだか気になったのでよくよく耳を傾けてみると、お台場のでかい建物のことではなく、社会における多様性のことを話題にしていた。

つまりダイバーシティとはdiversityのことで、話を進める男性が、diversityをずっとお台場のビルの呼称と同じイントネーションでダイバーシティと言っていたのだ。そのおかげで本題の多様性のことよりお台場のダイバーシティがdiversity由来だったことに気づかされた。cityとshittyを聴き分けられない日本語話者からしか生まれないであろう素晴らしいネーミングですね。

とはいえ、diversityをディヴァーシティと読むように習った( 、というのはウソで実際に授業で習った憶えはないけれど、おそらく高校時代に辞書で引いたdiversityの発音記号の一番最初に書いてあった読み方がディのほうだった( はず ) )のを鵜呑みにして生きてきたので、diversityをダイバーシティと読むのには非常に違和感がある。ここで高校時代、定年を越えてなお教鞭に立つ学年主任の英語教師が授業中neitherのことをナイザー、と読んでいたことを思い出す。neither=ニーザーで憶えていたわれわれ生徒たちは静かにざわついていた。あなたはニーザー、わたしはナイザー。すなわち、あなたはディヴァーシティ、わたしはダイヴァーシティ。ポテイト、ポタト、トメイト、トマト、ああもうたくさんだ!Let's call the whole thing off for we know we need each other!

つまりはdiversityの読み方が気になっていろいろ考えていたら結局ラジオのトークの本題であった多様性の大切さを歌う名曲の歌詞に行き着いた、という話なのですが、さすがにリスナーにそこまで行き着かせるためのあえてのダイバーシティ読みだったわけじゃないですよね。

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