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カズオ・イシグロの新作「The Buried Giant」の日本語訳はいつ?

2016/08/05

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※2015年3月2日追記

日本での発売が4月下旬に決定、邦題は「忘れられた巨人」になるそうです。そして6月には刊行を記念しカズオ・イシグロ本人の来日イベントも予定されているとのこと。最新情報は以下の早川書房オフィシャルHPよりご覧ください。

早川書房ホームページ

追記ここまで

イギリスのニュースサイトThe Guardianにて、小説家カズオ・イシグロの新作が発表されるというニュースが載っていました。

Kazuo Ishiguro to publish first novel since Never Let Me Go | Books | theguardian.com

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この記事が発表されたのは今年の4月なので、もう半年も前のニュースなのですね。ノーマークで今頃気づいてしまいました。

以下ガーディアンサイトの原文を引用します。

Kazuo Ishiguro to publish first novel since Never Let Me Go
The Buried Giant, due next March, is his first for a decade and will be about 'lost memories, love, revenge and war'

Kazuo Ishiguro's first novel in a decade, The Buried Giant, will be released next March, his publisher Faber & Faber has announced.

The book will be the first from the acclaimed author since 2005's Never Let Me Go, an unsettling examination of hope and mortality set in a dystopian near future.

The Buried Giant was described by Faber as "sometimes savage [and] often intensely moving". The publisher would only reveal that the book, Ishiguro's seventh novel, will be about "lost memories, love, revenge and war". Stephen Page, chief executive, said that the book was "a truly sublime new chapter in one of the most significant bodies of work of anyone writing today".

"It is as surprising, moving and brilliant as you could hope for, and we can't wait to publish," said Page.

In 2008, Ishiguro told the Paris Review that he had "arrived at an odd setting for the novel I'm writing at the moment".

"I'd wanted for some time to write a novel about how societies remember and forget," the author said at the time. "I'd written about how individuals come to terms with uncomfortable memories. It occurred to me that the way an individual remembers and forgets is quite different to the way a society does. When is it better to just forget?"

Ishiguro won the Booker prize in 1989 for The Remains of the Day, set between the wars in the English mansion Darlington Hall, and narrated by the ageing butler Stevens. The writer, who was born in Japan but came to Britain at the age of five, is also the author of A Pale View of Hills, published in 1982, An Artist of the Floating World, The Unconsoled and When We Were Orphans. Nocturnes, a collection of short stories, was published in 2009.

He has been shortlisted for the Booker four times, and has also been given an OBE for Services to Literature, as well as the prestigious French decoration of Chevalier de L'Ordre des Arts et des Lettres.

Never Let Me Go and The Remains of the Day, which have both sold more than a million copies for Faber, have both been turned into films, the first starring Keira Knightley, Carey Mulligan and Andrew Garfield, and the latter Emma Thompson and Anthony Hopkins.

引用元:Kazuo Ishiguro to publish first novel since Never Let Me Go | Books | theguardian.com

そして日本語訳はこちら(誤訳ご容赦ください)。

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」以来の新作発表へ
来年3月に出版予定の10年ぶりの作品は、失われた記憶や愛、復讐、そして戦争にまつわる長編小説「The Buried Giant(原題。直訳すると埋められた巨人)」

この10年で初となるカズオ・イシグロの長編小説「The Buried Giant」が来年3月に出版予定であることが、彼の契約する出版社・フェイバー&フェイバー社によって発表された。
すでに多くの賞賛を集めているカズオ・イシグロ。長編小説の発表は、ディストピア的近未来の世界を舞台に希望や道徳性をかき乱すような実験を描いた2005年の「わたしを離さないで」以来となる。
フェイバー社によると、新作は「時に激しく、ひどく感動的な」ものであるという。加えて「失われた記憶や愛、復讐、そして戦争」にまつわる物語であるとも明かしている。
また、フェイバー&フェイバー社のCEOであるステファン・ペイジ氏はこのカズオ・イシグロにとって7作目となる長編小説について「これまでに書かれた最高傑作と呼べる作品のひとつに仲間入りするような、真に崇高なものだ」と述べ、「先の読めない展開かつ感動的で美しい、読者が待ち望む以上のものになっている。出来るだけ早く作品を届けたい」と付け加えた。
2008年、イシグロはフランスのメディア「パリ・レヴュー」において「今は少し変わった設定の小説を書いています。私は常々"社会"は何を記憶し、何を忘れているかについての小説を書きたいと思っていました。これまでの作品は"個人"が不都合な記憶とどのように折り合いをつけていくかということを書いてきましたが、個人と社会とでは記憶の仕方、何を憶えていて何を忘れるかというのはかなり違うと感じているのです。はたしてただ忘れるほうがいい時というのはあるのでしょうか?」と語っている。

カズオ・イシグロは1989年に、年老いた執事であるスティーヴンスを語り手に、二つの世界大戦の間の時期における英国の館ダーリントン・ホールを舞台とした長編小説「日の名残り」でブッカー賞を獲得。出身は日本だが、5歳のときにイギリスに移住した。これまで他に「遠い山なみの光」「浮世の画家」「充たされざる者」「私たちが孤児だったころ」の長編小説を発表。2009年には「夜想曲集」という短編集も発表している。

英国ブッカー賞の候補には4度選出され、文学への貢献により大英帝国勲章のOBE(オフィサー)、さらにはフランス芸術文化勲章のシュヴァリエを授与されている。

ミリオン・セラーとなった「日の名残り」「わたしを離さないで」の両作品はともに映画化され、前者はエマ・トンプソンとアンソニー・ホプキンス、後者はキーラ・ナイトレイ、キャリー・ミリガン、アンドリュー・ガーフィールドが出演している。

(訳文ここまで)

そのほかオフィシャルサイトでは、小説のティーザームーヴィーも発表されています。読むのが待ちきれない人は、映像をみて気分を高めてみるのもいいかもしれません。Youtube版もあったので以下に貼っておきます。

The new novel from Kazuo Ishiguro

The Buried Giant トレーラー

そして気になる日本語訳版はいつ出るのか、ということですが、いつも彼の作品を翻訳、出版している早川書房の公式ツイッターによると

とのことで、ツイートは4月ですがいまのところこれが最新情報みたいです。前作「夜想曲集」の翻訳は原版発売から3ヶ月と待たずに発表されたと記憶しているので、今回もそれくらいのスピードで出てほしいものですね。そして願わくば翻訳は「わたしを離さないで」「日の名残り」「夜想曲集」を手がけた土屋正雄さん希望です。

関連リンク

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